着圧服や加圧インナーは「補正下着」の代わりになるの？

「補正下着」、「着圧服」、そして「加圧インナー」はいずれも体の形を整えるためのアイテムです。

だから、体型崩れを止めるために手間がかかる採寸が必要な補正下着を求めなくても、着圧服や加圧インナーが補正下着の代わりになるのでは？と思うかもしれません。

でも、結論から言えば、それらは補正下着の代わりにはなりません。

その理由は、補正下着・着圧服・加圧インナーはそれぞれ違う目的と機能を持っているからです。

以下にそれぞれの特徴と違いを表にしてわかりやすく説明しますね。

補正下着・着圧服・加圧インナーそれぞれの目的と特徴

アイテム	目的	特徴	使用場面
補正下着	主に見た目の美しさを重視特定の部位を引き締めることで体型を整えるのが目的	ウエスト、腹部、ヒップ、胸など、特定の部位をターゲットにしたデザインが多いスリムで滑らかなシルエットを作り出すことができる	日常使いから特別なイベントまで幅広く利用服の下に着用することで外見上の体型を改善します
着圧服	血流促進や運動効率の向上、疲労軽減が目的	足、腕、体幹部に着用することが多い適度な圧力をかけることで血流を良くする運動時のパフォーマンス向上やリカバリーをサポート	スポーツやフィットネス活動中に主に使用長時間の飛行などでの血栓予防にも効果があるとされています
加圧インナー	筋肉の成長を促すことが目的特に筋トレ効果を高めるために設計	全身または上半身に着用することが多い非常に強い圧力をかけることで筋肉に刺激を与えてトレーニングの効果を高めます	主にトレーニング時に使用筋肉増強や代謝促進を目指します

アイテム	使用目的	デザインと素材	圧力の強さと範囲
補正下着	見た目の美化、特定の部位を引き締めて体型を整える	見た目を重視したデザインが多い	特定の部位に対して適度な圧力を提供
着圧服	機能的な健康サポート、血流促進	機能性を重視した素材が用いられる	血流改善に適した一定の圧力がかかる
加圧インナー	筋肉の成長促進、筋トレ効果の強化	機能性を重視した素材が用いられる	全体的に高い圧力を提供し、筋肉に直接影響を与える設計